例えばtDiaryのテーマについてもビジネスおよび事務用途で使えそうなデザインが非常に少ないわけで*1、仮にビジネス向けのデザイン要素(これはスターティア社やその関係者の著作物でしょう)も同様にGPLが適用された上で公開されたのであれば、それはそれで面白い方向になると思うのですが、("ビジネス向けのテンプレートをセットにしたCMS部分に関してはGPLを尊重し無償で提供しております。" という下りがあるのは恐らく正確ではなく)「商用利用向け」に含まれていて、「個人利用者向け」に含まれていないらしい「ビジネス向けのテンプレート」については、スターティア社が今後もコントロールされるのだろうと解釈しています。
全体がプラスとなる道は「個人利用者向け」として公開された物の中から、万人向けの部分をマージできないか検討する方向なのでしょう。何かするにしても、「商用利用向け」についてはノータッチで行きます。
ビジネスウィキは、確か当初からGPLについて言及されていましたね :) ビジネスに活用している感じがします。
official/dev に仕掛けているフィルタを更新しました。ホスト名でブロックする(まだ全然柔軟でない)関数を追加したので、URI追加型スパムが使いがちな一部のURIが追記できなくなっています。最初のフィルタを抜けたpostをはじいたり、最初のフィルタを適用できないシチュエーション向けの物なのですが、これはしきい値を用意しないと・・・
PukiWikiの場合も、Wiki Way (p102) で触れている例とほぼ同様に、任意のページに検索フォームを設置できます(例えばsearchプラグイン)。ただ今回の観点では、現状 MenuBarにseachプラグインを設置するとデザインが崩れます。また、テキストボックスの幅を変更したり、AND/ORなどの項目数を減らしたり、増やしたりする事ができないので、広がりがありません。いけてません。searchプラグインのオプションやデザインについては再考がいりそうです (^^;
その他コンテンツと無関係に、検索フォームを常に表示するよう改造する事も普通に行われています。(official:自作スキン/iridはスキン組み込みだったような)
個人的には、上記の話題は「ニーズに合わせて(システム面も含めて)情報の構成を軽快に*2保つべきではないか」という点がポイントかと思いますので、こだわりはありません。それは従来からも言われていることであるし、環境とユーザーによってニーズが異なるからです。
例えば osdev-j にあるフォームは検索フォームではありません。(日本語なども含む)ページに即座にアクセスしたり、ページの作成の手間を減らすための新規作成フォームです。もっと私的なWikiならば、編集画面に即座にアクセスするためのフォームが求められる事もあるでしょう*3。もっとシンプルな場面では、ページ名の箇条書きが充分に用を果たすかもしれません。また他の例として、calendar系のプラグインは、編集の手間を減らすために「編集画面にアクセスするためのリンク」を生成します。このインターフェースは日記の書き手の気持を軽くしているでしょう。
デフォルトのデザインはどうあるべきか、堅実さと軽快さと抽象性を同居させるにはどう構成すべきか、といった話題に発展すると面白いかもしれません。
今は全体的な懸案事項であるspam対策にかかりきりで、個別のBugTrackのフォローすらまともにできていませんが、デフォルトコンテンツのメニューに検索フォームを追加できる様にする点については、ニーズが多いだろうと思いますので、かなり前向きに考えたいと思います。