BugTrack2/142
整形ルール -簡易版-†
Wikiの書き方と文法を簡単に紹介します。
詳細版は「整形ルール(FormattingRules)」、プラグインは「プラグインマニュアル」をご覧下さい。
- ブロック要素とインライン要素について
ブロック要素とインライン要素の関係は、親と子の関係になります。
親から子が生まれるのは自然ですが、子から親が生まれることはありませんよね。
ブロック要素が「親」となり、インライン要素は「子」になります。
この関係を利用して「親(子,子,子)」のように、親であるブロック要素が
インライン要素の3つ子を管理して、様々な効果を発揮させることが出来ます。
ブロック要素とインライン要素の詳細は「整形ルール」をご覧下さい。
ブロック要素†
ブロック要素とインライン要素についてはこちら
目次・見出し†
- 見出し
- 行頭で #contents を記述すると見出し(*)に基づいて目次を作成します。一般的に #contents はページの最初に記述します。
#contents
- 見出し
- 行頭で * を記述すると見出しになります。見出しは *、**、*** の3段階あります。
*テキスト
引用文・リスト†
- 引用文
- 行頭で > を指定すると引用文になり、空行が現われるまで継続します。引用文内の段落は、新たな引用文またはブロック要素が現われるまで継続します。
>テキスト
>>テキスト
>>>テキスト
テキスト
テキスト
テキスト
- リスト
- 行頭で - を指定するとリストになります。番号なしリストは -、--、--- の3レベルあります。
-テキスト
--テキスト
---テキスト
- 番号付きリスト
- 行頭で + を指定すると番号付きリストになります。番号付きリストは +、++、+++ の3レベルあります。+ の直後に ~ を記述すると段落を付けることができます。
+テキスト
+テキスト
++~テキスト
++テキスト
+++テキスト
- テキスト
- テキスト
テキスト
- テキスト
- テキスト
- 定義リスト
- 行頭を :定義後|説明文 とすると定義リストになります。定義リストは :、::、::: の3段階あります。定義リストの定義語や説明文を省略することができます。 | の直後に ~ を記述すると段落を子要素にすることができます。
:テキスト|テキスト
::テキスト|テキスト
:::テキスト|~テキスト
- テキスト
- テキスト
- テキスト
- テキスト
- テキスト
テキスト
水平線・行間開け†
- 水平線
- 行頭で4つ以上の - を書くと水平線になります。
----
- 区切り線
- 行頭で #hr を記述すると区切り線になります。
#hr
- 行間開け
- 行頭で #br を記述するとブロック要素間またはブロック要素内で行間を
開けることができます。#brをブロック要素の直後の空行の次に指定すればブロック要素間の行間、ブロック要素の直後に指定すればそのブロック要素内での行間を開けることになります。#brは、行末改行と違って、次の行の行頭書式を無効にはしません。
#br
段落・行揃え・整形済みテキスト†
- 段落
- 行頭で ~ を指定すると段落になり、段落の先頭は1文字分字下げされます。行頭書式の文字(~、-、+、:、>、|、#、//)を通常の文字として段落の先頭に書きたい場合は、行頭に~を記述して書くことができます。
テキスト
~テキスト
テキスト
テキスト
- 行揃え
- 行頭で LEFT:、 CENTER:、 RIGHT: を記述すると、インライン要素が左寄せ、センタリング、右寄せされます。
LEFT:テキスト
CENTER:テキスト
RIGHT:テキスト
テキスト
テキスト
テキスト
- 整形済みテキスト
- 行頭が半角空白で始まる行は整形済みテキストとなり、行の自動折り返しは行なわれません。
整形済みテキスト
表組み†
行頭から | で区切り、 |テキスト|テキスト| とすることで表組みになります。
表組みは下の要素を頭に付けると、背景色・文字色・文字サイズ(px単位)・行揃え(デフォルトは左寄せになる)の指定できます。また行末にcを記述すると書式指定行となり、次の要素が指定できます。要素の後ろに数値を記述するとセル幅がpx単位で指定できます。他にも様々な指定が出来ます。
LEFT: 左寄せ CENTER: 中央寄せ RIGHT: 右寄せ
COLOR(色): 文字色 BGCOLOR(色): 背景色 SIZE(サイズ): 文字サイズ
- 行末にhを記述すると、ヘッダ行(thead)になります。
- 行末にfを記述すると、フッタ行(tfoot)になります。
- セル内のインライン要素の先頭に~を付けると、ヘッダ(th)になります。
- セル内に > を単独で記述すると右のセルと連結します(colspan)。
- セル内に ~ を単独で記述すると上のセルと連結します(rowspan)。
表組みの各セルの要素の配置に関するサンプル
|120|110|COLOR(white):BGCOLOR(blue):RIGHT:150|c
|COLOR(red):文字色|左寄せ|行末にcを使えば|
|BGCOLOR(yellow):背景色|CENTER:センタリング |こんな複雑な指定も|
|SIZE(20):文字サイズ|RIGHT:右寄せ|簡単に出来ちゃう|
文字色 | 左寄せ | 行末にcを使えば |
背景色 | センタリング | こんな複雑な指定も |
文字サイズ | 右寄せ | 簡単に出来ちゃう |
CSV形式の表組み†
,データ,データ,…
行頭でカンマ(,)を記述し、インライン要素をカンマ区切りで記述すると表組みになります。
- インライン要素はダブルクォーテーション(")で囲むことができます。ダブルクォーテーションで囲むことで、カンマ(,)を含むインライン要素を記述できます。
- ダブルクォーテーション(")で囲んだデータの中で、ダブルクォーテーションを2つ("")続けることで、ダブルクォーテーション(")を含むインライン要素を記述できます。
- インライン要素の代わりにイコールを2つ(==)記述すると、colspanを意味します。
- インライン要素の左に1つ以上の半角空白文字を記述すると右寄せに、インライン要素の左右に1つ以上の半角空白文字を記述するとセンタリングになります。
フォーム(掲示板など)†
- コメントフォーム1
- 行頭で #comment を記述するとコメントを挿入するためのフォームが埋め込まれます。
プラグイン(comment)の詳細は、プラグインマニュアルのcommentの項目をご覧下さい。
#comment
- コメントフォーム2
- 行頭で #pcomment を記述するとコメントを挿入するためのフォームが埋め込まれます。 #comment とは異なり、コメントは別ページに記録されます。また、コメントに対するレスポンスを階層状に表示します。
プラグイン(pcomment)の詳細は、プラグインマニュアルのpcommentの項目をご覧下さい。
#pcomment
- 掲示板
- 行頭で#articleを記述すると簡易掲示板のフォームが埋め込まれます。
プラグイン(article)の詳細は、プラグインマニュアルのarticleの項目をご覧下さい。
#article
- お絵かき掲示板
- 行頭で#paintを記述するとお絵かき掲示板のフォームが埋め込まれます。
ただし、そのままでは使えません。詳細は、プラグインマニュアルのpaintの項目をご覧下さい。
#paint
- 投票フォーム
- 行頭で #vote を記述すると、簡易投票フォームが埋め込まれます。
プラグイン(vote)の詳細は、プラグインマニュアルのvoteの項目をご覧下さい。
#vote(選択肢1,選択肢2,...)
インライン要素†
ブロック要素とインライン要素についてはこちら
テキスト入力に関して†
- 文字列
- 普通に文字を入力すれば、そのまま出力されます。
テキスト
テキスト
- 改行1
- 行末に ~ を書くと行末改行になります。
テキスト~
テキスト
テキスト
テキスト
- 改行2
- 行中に &br; を書くと、そこで改行されます。
行末の ~ と違い、定義リストの定義語や表組の要素、# で始まるブロック要素のパラメタの中でも使用できます。
テキスト&br;テキスト
テキスト
テキスト
- 強調
- 文字を '' で挿むと、文字が強調表示になります。
''テキスト''
テキスト
- 斜体
- 文字を ''' で挿むと、文字が斜体表示になります。
'''テキスト'''
テキスト
- 取消線
- 文字を%%で挿むと、取消線が付きます。
%%テキスト%%
テキスト
- アンダーライン
- 文字を%%%で挿むと、アンダーラインが付きます。
%%%テキスト%%%
テキスト
- 文字サイズ
- 行中に &size(サイズ){テキスト}; を書くと文字サイズを指定することができます。
サイズはピクセル単位(px)で指定します。
&size(30){テキスト};
テキスト
- 文字色
- 行中に &color(文字色,背景色){テキスト}; と書くと文字の色と背景色を指定することができます。背景色は省略できます。
色の指定は「色キーワード(green)」「16進数6桁(#123456)」「16進数3桁(#123)」の3種で行います。
&color(red,blue){テキスト};
テキスト
&color(#ff0000){テキスト};
テキスト
- 注釈
- 文字を (( と )) で挿むと注釈が作成され、文字に注釈へのリンクが貼られます。
テキスト((注釈のサンプル))
テキスト*1
- ルビ構造
- 行中で &ruby(ルビ){テキスト}; を書くとにテキストに対するルビ振ることができます。ルビに対応していないブラウザではルビが本文中に () に囲まれて表示されます。
&ruby(ルビ){テキスト};
テキスト
- 文字参照文字
- 文字参照は、SGMLで定義されている文字参照文字 ©(©)や ®(®)などのほか、以下の一覧に該当する記号を半角空白に続けて入力することで、自動で変換して表示します。&で始まる形で入力する場合は半角空白は必要ありません。PukiWikiの設置者によりフェースマークの利用が許可されている場合には、フェースマークは表示されません。
フェースマーク | 文法 | 略文法 |
:) | ⌣ | :) |
:D | &bigsmile; | :D |
:p | &huh; | :p |
:d |
XD | &oh; | XD |
X( |
;) | &wink; | ;) |
;( | &sad; | ;( |
:( |
(^^; | &worried; | (^^; |
(heart) | &heart; | |
- 数値参照文字
- 行中で 
進数; や 進数; を書くと、Unicodeを数値参照して表示します。キーボードから直接入力できない文字やJIS第3水準・第4水準の文字などの表示に使用します。
16進数は半角小文字で指定する必要があります(XHTML 1.0 第2版から小文字に限定されました)。
内田百閒
内田百閒
- タブコード
- 行中で &t; と書くとタブコードに置換されます。タブコードは、記事が書き込まれるときに置換されて記録されます。
&t;
リンク†
- 内部リンク
- 行中で [[ページ名]] とすると、「ページ名」というページへリンクします。「ページ名」というページが存在しない場合は文字の後ろに?が自動的に付き、そのページを新規作成するためのリンクが貼られます。
[[FrontPage]]
FrontPage
- タイトル付き内部リンク
- 行中で [[テキスト>ページ名]] とすると、「テキスト」がタイトルになる「ページ名」へリンクします。
[[メニュー>MenuBar]]
メニュー
- アンカーへの内部リンク
- 行中で [[ページ名#アンカー名]] とするとアンカーへの内部リンクができます。
[[エイリアス名>MenuBar#アンカー名]]
[[エイリアス名>MenuBar#アンカー名]]
- アンカーの設定
- 行中で &aname(アンカー名); や &aname(アンカー名){テキスト}; を記述するとリンクのアンカーを設定することができます。リンクの飛び先にしたい位置に記述します。
&aname(c736eed5){テキスト};
テキスト
- 外部リンク
- URLを直接記述した場合でも自動的にリンクが貼られます。記述したURLが画像ファイルである場合は、その画像を表示します。
http://www.google.co.jp/
https://www.example.com/
ftp://ftp.example.com/
news://news.example.com/
foo@example.com
http://www.google.co.jp/
- タイトル付き外部リンク
- 行中で [[テキスト:URL]] とすると、テキストがタイトルになるURLへリンクします。
[[Google:http://www.google.co.jp/]]
Google
- 添付ファイル・画像の貼り付け
- 行中で &ref(添付ファイル名); や &ref(ファイルのURL); を記述すると、添付ファイルまたは指定されたURLにあるファイルへのリンクを貼り付けることができます。ファイルが画像ファイルの場合は、その画像を表示します。
プラグイン(ref)の詳細は、プラグインマニュアルのrefの項目をご覧下さい。
&ref(http://pukiwiki.sourceforge.jp/image/pukiwiki.png);
画像にリンクを付けることもできます。
[[&ref(画像ファイルのURL);:URL]]
- WikiName
- 行中で、1つ以上の大文字→1つ以上の小文字→1つ以上の大文字→1つ以上の小文字の組合わせからなる半角文字列はWikiNameになります。WikiNameは、既に存在するページであれば、そのページへのリンクが自動的に貼られます。存在しない場合はWikiNameの後ろに?が自動的に付き、そのページを新規作成するためのリンクが貼られます。
WikiName
WikiName
- InterWiki
- 行中のリンクで [[InterWikiName:ページ名]] とするとInterWikiになります。InterWikiを使うには「InterWikiName」のページにサイトを登録しておく必要があります。
[[Google:PukiWiki]]
と入力すれば「GoogleでPukiWikiを検索する」というリンク(InterWiki)「Google:PukiWiki」を作ることが出来ます。
状態表示†
- カウンター・オンラインの表示
- 行中で &counter; または &counter(オプション); を記述するとそのページにアクセスした人の数を表示することができます。オプションに「today」と指定すると今日アクセス数、「yesterday」は昨日、「total」は訪問者の総計を表示します。行中で &online; を記述すると現在アクセス中の人数を表示することができます。
&counter(total);
&online;
下のソースを「MenuBar」に設置すると便利。
RIGHT:today:&color(green){&counter(today);};
RIGHT:yesterday:&color(green){&counter(yesterday);};
RIGHT:total:&color(green){&counter;};
RIGHT:online:&color(green){&online;};
- バージョン表示
- 行中で &version を記述するとPukiWikiのバージョンを表示することができます。
&version;
- 日時置換文字
- 行中で &date; と書くと更新時の「日付」、 &time; は「時刻」、 &now; は「日時」に置換されます。
&date;
&time;
&now;
- 最終更新日時
- 行中で &lastmod; と書くと、そのページの最終更新日時に置換されて出力されます。ページ名を指定すると、その指定されたページの最終更新日時に置換されて出力されます。
&lastmod;
&lastmod(ページ名);
- ページ名置換文字
- 行中で &page; &fpage; と書くと編集中のページ名に置換されます。ページ名が階層化されたページで「hoge/piyo」となっている場合、 &page; は「piyo」に、 &fpage; は「hoge/piyo」に置換されます。
&page;
&fpage;
その他†
コメント行†
行頭で // を指定するとコメント行(出力されない行)になります。
// コメント