PukiWiki/Install

アップグレード時の注意点

不足している部分の追記・補足、間違いの修正をお願いします。

ミスを防ぐためにできること

設定などが書き込まれたファイルでも、同名であれば上書きされてしまう

どのファイルが更新されるのか良く確認をしてください。
アップグレードする前に、サーバー上の重要なファイル(可能なら全てのファイル)を別の場所に保存(バックアップ)しておきましょう。

各種設定ファイル(ルートディレクトリの *.ini.php ファイルと *.lng.php ファイルと index.php などの入り口)

新しいバージョンでは、設定項目が増減している場合がほとんどです。

古いバージョンの設定ファイルをそのまま使うと、新しい機能を使えなかったり、特定の場面で不具合が出る場合があります。(エラーが表示されたり、必要なメッセージが表示されない、など)
かといって、設定ファイルを新しいものでそのまま上書きすると、管理者のパスワード・サイトアドレス等、各種設定がすべて初期状態に戻されてしまいます。
そのため、古いバージョンの設定ファイルを手元に用意し、その内容を新しいバージョンのファイルに書き写したのち、新しいものをアップロードして下さい。

例えば、古いファイルで

// 編集者の名前(修正してください)
$modifier = '管理者';

// 編集者のホームページ(修正してください)
$modifierlink = './';

と設定を変更している場合、新しいファイルから$modifier と$modifierlink を探し出し、

// Site admin's name (CHANGE THIS)
$modifier = 'anonymous';

// Site admin's Web page (CHANGE THIS)
$modifierlink = 'http://pukiwiki.example.com/';

該当部分を旧環境の設定に書き変えてください。

// Site admin's name (CHANGE THIS)
$modifier = '管理者';

// Site admin's Web page (CHANGE THIS)
$modifierlink = './';

引き継ぎたい旧環境の設定を、同様に書き換えてください。

./lib 以下に含まれるファイル(システムファイル)

1.4.3 まではルートディレクトリに含まれていた、PukiWiki のシステム系のファイルです。
特別な理由がない限り、以降のアップグレードをしやすくするために、ルートディレクトリから移動させてください。(そのおまけ効果として、入り口の名前をbackup.php などにする事が可能になります)

基本的には、上書きして下さい。
改造して使っているものに関しては、その内容を新しいものに反映させてから上書きする必要があります。(新環境でもその改造を使いたい場合)

./plugin 以下に含まれるファイル(プラグインファイル)

基本的には、上書きして下さい。
プラグインマニュアルの凡例プラグイン内設定を変更していたり、改修して使っているものに関しては、その内容を新しいものに反映させてから上書きする必要があります。(新環境でもその設定や改造を使いたい場合)

./skin 以下に含まれるファイル(スキンファイル)

基本的には、過去のものをそのまま使えるようになっています。
ただし、一部の関数名や設定を記録している変数の名前が変更された事により、改造スキンなどで問題になる場合があります。

./wiki 以下に含まれるファイル(ページデータ)

ここには各ページのデータが入っています。
同じ名前のファイルがすでにある場合、特にFrontPage, MenuBar, InterWikiName などをカスタマイズしていると、そのページの内容が上書きされる可能性があるので注意が必要です。

./backup 以下に含まれるファイル(バックアップファイル)

基本的に以前のものを引き継いでください。(上書きしないでください)
ただし、zlib関数を使用できる環境とできない環境をまたぐ場合、保存形式の違いから過去のデータを利用できない場合があります。

./image 以下に含まれるファイル(イメージファイル)

基本的に以前のものを引き継いでください。(上書きしないでください)

その他のデータファイル(./attach と./cache と./diff 以下のファイルなど)

基本的に以前のものを引き継いでください。(上書きしないでください)

各ディレクトリの.htaccess ファイル

基本的に以前のものを引き継いでください。(上書きしないでください)
ただし、以前と違うサーバに設置した場合や、ファイル・ディレクトリ構成を変更した場合などは、その環境に合わせた修正を行ってください。
意図したとおりに動作していることを、必ず確認してください。(アクセス禁止にしたファイルを閲覧できてしまわないかなど)

ファイルの属性(パーミッション)

インストール後に変更していても、ファイル・ディレクトリを上書きするときに、PukiWiki のデフォルトやFTPクライアントの設定で上書きされる可能性があります。
.htaccess と同様に、新環境での動作確認を忘れないでください。

初期状態ではファイルがないので、PukiWiki/Install/インストール方法PukiWiki/Install/パーミッション設定 の説明には記述がありませんが、./backup, ./diff ディレクトリにある.htaccess とindex.html を除く各ファイルは、書き換え可能な状態に設定してください。

旧環境と新環境で、違う文字コードのバージョンに移行させる場合

データの文字コードだけでなく、ファイル名も新しい環境用にリネームする必要があります。
詳しくは、UTF-8版関係のまとめ(dev:BugTrack2/186)をご覧ください

差分を取るために、旧バージョンのソースを入手する方法

差分を取りたいが改造後のファイルしかない(未改造状態のファイルが手元に残っていない)場合、CVSリポジトリ を利用することで入手する事ができます。
差分についてはdev:diff を、CVSリポジトリ についてはdev:CVS版 をご覧ください。

導入中にトラブルに出会ったら?

アップグレードとはいえ、以前の設定やデータを引き継ぐ作業を除けば、していることはインストールとほとんど同じです。
PukiWiki/Install, Q&A, 各質問箱 のページに、同じような事例がないかを確認してください。


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Last-modified: 2009-09-16 (水) 14:01:53
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