PukiWiki 1.4.5_1

編集の禁止、推奨されない機能の利用禁止、上部/下部のナビゲーションリンクの表示切替えを始めとする、大がかりな機能制限が可能になりました。個人あるいはチーム限定のCMSとして、あるいはオンラインドキュメントのためのツールとして活用することが容易になっています。

新しい「tDiaryスキン」によって、日記風のデザインが利用可能になりました。既存の日記システムと併用したり、PukiWikiを日記ツールとして活用する際の壁が無くなりました。200種類近くあるテーマの何を選択するかに迷う事になるでしょう。

逆リンク検索の高速化、非現実的なアクセスに対する出力打ち切りなど、Webクローラーやワームなどから受ける負荷を小さくする改良や、 コメントスパム対策としてGoogleなどが対応した rel="nofollow" 属性の対応も行われました。

その他、PHP4/PHP5両対応、既存コードの地道な軽量化、標準スキンのデザイン改善、携帯電話のフォローアップ、RSS2.0対応、リモートバックアップ、TrackBackの不具合改善、脚注の改良など、従来の利用方法を補う修正が多数含まれています。



1.4.4からの変更点

これまでの変更点は、以下のページを参照してください。

※1.4.4でプログラムソースの配置が大きく変更されています。改造を行っている方は README.txtなどを参考にして下さい


機能制限: リードオンリー構成が可能に (PKWK_READONLY)

PukiWiki全体を編集不能にする設定が用意されました(dev:BugTrack/744)。これを有効にすることにより、編集に関する機能が禁止・無効化され、ボタンなどの表示も行われなくなります。オンラインドキュメントを公開する場合などに活用できることでしょう。

機能制限: セーフモード (PKWK_SAFE_MODE)

もはや利用されていない機能や、情報収集に利用されうる機能をまとめて制限する設定が用意されました。現状のデフォルト値は「無効」です。(dev:BugTrack/787)

機能制限: JavaScriptの全体設定

dev:BugTrack/578: JavaScript使用時の<meta>出力の管理

機能制限: 現実的でない長さのURLやデータを用いたアクセスを遮断

一部のワーム、ウイルス、自動攻撃プログラムなどによって入力される「極端な長さの」アクセスや、処理に負担のかかるアクセスを自動的に遮断し、処理時間の浪費を抑えます。

機能制限: ユーザーインターフェース部分(上部・下部)の表示を切り替え可能に

上部に表示される テキストによるナビゲーション 、下部に表示される 画像によるナビゲーション の表示・非表示を設定で切り替え可能になりました。

初期状態では、デフォルトのスキンの場合「両方とも有効に」、tDiaryスキンの場合「上部のみ有効に」なっています。

編集操作を行わせたくない意図がある場合は、同時に定数 PKWK_READONLY を有効にするか、従来通り編集制限や凍結機能を組み合わせて下さい。

Anti Wiki SPAM: (Google) nofollow attribute

外部に対する全てのリンクに rel="nofollow" 属性が付加される様になりました。この属性は(検索エンジンに対する)検索結果のランクアップを目的としたSPAM書き込みの意図を妨害します。(dev:BugTrack/785)

DTDがさらに切り替え可能に

Webブラウザの相性問題(特にJavaScriptやCSSに関するもの)を回避するため、デフォルトのDTD(XHTMLかHTMLか、バージョンは何か、StrictかTransitionalかなど)を指定できる様になりました。また、一部のプラグイン(paintプラグイン)やスキン(tDiaryスキン)は、必要に応じてこの値を調整します。

国際化: ユーザーインターフェース周りの言語切り替えを可能に (英語へ)

定数 UI_LANG を変更することにより、「編集」「差分」といったユーザーインターフェース周りのテキストを、コンテンツの言語とは独立して別の言語に変更することができる様になりました。

国際化: ソースの英語化

ファイルの整理: デフォルトのスキン・CSSの改善

(※1.4.5のスキンは新しく追加された関数などを利用しているため、1.4.4以前のPukiWikiでは使用できません)

[CONTRIBUTION] Button images of resouce-description link for PukiWiki(v3), created by merlin

tDiaryスキン: 日記風のデザインを利用可能に

ツッコミ可能な日記システム「tDiary」のデザインテーマ(200種類程公開されています)をPukiWikiで利用できる様になりました (dev:BugTrack/769)

(※1.4.5のスキンは新しく追加された関数などを利用しているため、1.4.4以前のPukiWikiでは使用できません)

zlib.output_compression を用いた転送量の削減を可能に

(dev:BugTrack/738)

携帯・PDA周りのフォローアップ

TrackBackの改善 (PukiWiki/TrackBack 0.2)

※「受け取ったTrackBack PingをHTMLで一覧する機能」は、実現の方法に問題があると判断され、ソースから削除されました。実質的に、PukiWikiでのTrackBackの機能は現在失われています。この件について詳しくは dev:BugTrack2/62 をご覧下さい(2005/07/08)

パラグラフ編集のための前処理

dev:BugTrack/585: 見だし編集機能を本体に組み込んで欲しい

※パラグラフ編集のための修正(本体)は、内容を精査する必要があると判断されているため、コミットが保留されています

初期設定: デスククトップブラウザの識別情報を追加

初期設定: メール設定の見直し

(dev:BugTrack/686) 編集を行ったクライアントのIPアドレス、編集が行われたページのURLが常にメールの末尾に付加されます

初期設定: .htaccess

初期設定: 調整不要の値を調整不要に

初期コンテンツの見直し: FrontPage, SandBox を凍結

初期コンテンツの見直し: trackerプラグイン (:config/plugin/tracker/default)

初期コンテンツの見直し: その他

その他の修正: 脚注

その他の修正: AutoLink

その他の修正: Warning, Noticeメッセージの削減

(ほか)

その他の修正

プラグイン全体

amazonプラグイン

attachプラグイン

calendar_viewerプラグイン

colorプラグイン

deletedプラグイン

diffプラグイン

[CONTRIBUTION] dumpプラグイン (リモートバックアップ) by teanan

(dev:BugTrack/701)

editプラグイン

includeプラグイン

lastmodプラグイン (新規追加)

lookupプラグイン

mapプラグイン

md5プラグイン

menuプラグイン

naviプラグイン

refプラグイン

relatedプラグイン (新規追加)

renameプラグイン

rssプラグイン

(dev:BugTrack/741)

sizeプラグイン

touchgraphプラグイン

trackerプラグイン

voteプラグイン

膨大な量のクリンナップ

その他のファイル整理・コードの移動

その他


1.4.5_1の変更点

1.4.5独自の不具合の修正

初期状態のキャッシュファイルを同梱

マニュアルの修正

その他


1.4.5_1_notb の変更点

「受け取ったTrackBack PingをHTMLで一覧する機能」は、実現の方法に問題があると判断され、ソースから削除されました。実質的に、PukiWikiでのTrackBackの機能は現在失われています。この件について詳しくは dev:BugTrack2/62 をご覧下さい(2005/07/08)


Thanks to

1.4.5 Special thanks to

ダウンロード

フルセット (PHP4.1.0以降 / PHP5)

ファイルサイズ
pukiwiki-1.4.5_1_notb.tar.gz250.2 KB
pukiwiki-1.4.5_1_notb.zip361.1 KB

ファイル一覧・MD5ハッシュなど

インストール

tarを使った展開について (パーミッション設定済み)

(PukiWiki 1.4.4より) リリースパッケージは、専用のスクリプトによってあらかじめパーミッションを修飾してあります。そのため、サーバー側でtarコマンドを使える環境であれば、以下の様にpオプションを追加して解凍するだけですぐに動作します。

tar pzxf pukiwiki-n.n.n.tar.gz

Internal Server Error が出る場合について

(PukiWiki 1.4.4) PukiWiki 1.4.4 から .htaccess ファイルを添付する様になっていますが、Apache Web サーバーの設定によっては "Internal Server Error" を起こす場合があります。その場合、以下をお試し下さい。

症状1

原因:

回避策:

解決策:


アップデート

cache/*.rel を移行しなかった場合、サーバーの負荷が極端に上がる件について

大量のデータを持つPukiWikiにおいて、ページ間のリンクを記録するファイルを(全く)引き継がなかった場合、それを再作成するためにサーバーが非常に重くなる(また、それが長期間続く)現象が確認されています。cacheディレクトリの中身も含めてデータを移行した場合はこの影響はありません。詳しくは上記のURLをご覧下さい。

TrackBack ファイルのファイル名互換性に関して

(PukiWiki 1.4.3より) 1.4.3より前のバージョンからのアップデートの場合、trackbackディレクトリ内に作成されるファイルの名前に互換性がなくなります。

以下のいずれかの処置を行なってください。

  1. trackbackディレクトリ内のtxt,refファイルを削除し、これまでに収集されたTrackBackおよびリンク元のデータを捨てる。
  1. 以下のパッチを当てる。この場合、dev:BugTrack/540の問題は残りますので、上記の方法をおすすめします。
     diff -u -r1.1 trackback.php
     --- trackback.php	01 Aug 2004 01:54:35 -0000	1.1
     +++ trackback.php	15 Sep 2004 00:20:19 -0000
     @@ -57,7 +57,7 @@
      // TrackBack Ping データファイル名を取得
      function tb_get_filename($page,$ext='.txt')
      {
     -	return TRACKBACK_DIR.encode($page).$ext;
     +	return TRACKBACK_DIR.tb_get_id($page).$ext;
      }
      
      // TrackBack Ping データ個数取得
    注意:下記のページの tb_convert.inc.php は、PukiWiki-1.4.4では動作しません。
参考
PukiWiki1.4で、TrackBack機能またはReferer機能を使用している場合の注意
dev:開発日記/2004-03-18
dev:BugTrack/540

その他

1.3.x系列からの移行方法


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Last-modified: 2009-02-18 (水) 00:57:37
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